法人携帯を利用するには通話料金がかかりますが、会社の場合にはまとまった数の電話を契約するので料金が多くかかってしまうのが悩みの種です。そんなときには、各キャリアが提供しているかけ放題プランの利用がおすすめです。
かけ放題プランを導入することで、通話料金を抑えることができます。そこで今回は、各キャリアのかけ放題プランを紹介しつつ、プランを決めるときのポイントについても解説していきます。
1、法人携帯のかけ放題プランを比較!
多くの会社では法人携帯を導入していますが、毎月の通話料金というのはできるだけ抑えたいものです。法人携帯の通話料金を抑えるのに効果的なものとして、各キャリアが提供しているかけ放題プランを利用するという方法があります。
かけ放題プランは会社のように通話を多くする場合でも、料金の増大を抑える効果が期待できるのです。ここからは、3大キャリアのかけ放題プランを比較していきます。
1-1、docomoの新料金プラン「ギガホ」・「ギガライト」
docomoは今まで法人向けのかけ放題プランとして「カケホーダイ&パケあえる」を提供していましたが、2019年5月31日で受付が終了されました。その後に提供され始めた新料金プランが「ギガホ」「ギガライト」です。
【ギガホの利用料金】
月額料金 | |
---|---|
定期契約あり | 6,980円 |
定期契約なし | 8,480円 |
※国内通話:社員間通話無料(社員以外への通話は30秒あたり20円)
※利用可能データ量:30GB
【ギガライトの利用料金】
定期契約あり | 定期契約なし | |
---|---|---|
<ステップ4>~7GB | 5,980円 | 7,480円 |
<ステップ3>~5GB | 4,980円 | 6,480円 |
<ステップ2>~3GB | 3,980円 | 5,480円 |
<ステップ1>~1GB | 2,980円 | 4,480円 |
※社員間通話無料(社員以外への通話30秒あたり20円)
このように、「ギガホ」と「ギガライト」は利用できるデータ量で分けられているものです。ギガホプランは30GBまで、ギガライトプランは最大7GBまで利用することができます。また、社員間通話であれば無料で行えるのも魅力です。
ただ、社員間以外の通話が多い会社もあると思います。そういった場合には、音声オプションの「かけ放題オプション」を利用すると良いでしょう。
【かけ放題オプション】
月額料金 | 通話料金 | 1,700円 | 国内通話無料 ※海外での発着信など一部通話は対象外 |
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かけ放題オプションはギガホ・ギガライトともに利用することが可能で、月額1,700円を利用料金に上乗せすることで国内であれば社外との通話も無料で行うことができます。
1-2、auのかけ放題プラン「カケホ/カケホ(V)」・「カケホ(ケータイ)」
auが提供している法人向けのかけ放題プランとして、「カケホ/カケホ(V)」・「カケホ(ケータイ)」があります。これらは基本使用料であり、これに加えてデータ定額サービス契約して料金の支払いが必要です。
【カケホ/カケホ(V)】
基本使用料:2,700円/月
【カケホ(ケータイ)】
基本使用料金:2,200円/月
このように、auではスマホと携帯の両方で利用できるプランが用意されており、24時間国内通話がかけ放題です。ただ、これに加えてデータ定額サービスも加入が必要なので、そういったコスト面は考えておく必要があるでしょう。
1-3、softbankのオプションサービス「定額オプション」
softbankはかけ放題をオプションとして提供しており、本体のプランとは別途料金を支払うことでかけ放題を利用することができます。
【料金プラン】
月額料金 | データ容量 | 通話料金 | |
---|---|---|---|
ウルトラギガモンスター+ | 6,480円/月~ | 50GB | 30秒で20円 |
ミニモンスター | 2,980円/月~ | 1~50GB | 30秒で20円 |
スマホデビュープラン | 980円/月~ | 1GB | 5分以内の通話し放題 |
ケータイ通話プラン・ケータイ100MBプラン | 980円/月~ | 通話のみ or 100MB | 30秒で20円 |
【通話オプション】
定額オプション:月々1,500円(24時間いつでも国内通話が無料)
このように、基本プラン4つの中から必要なものを契約したのち、定額オプションを契約すればかけ放題として利用することが可能です。
2、法人携帯のかけ放題プランを決めるときのポイント!
ここまでで、法人携帯のかけ放題プランを紹介してきましたが、かけ放題プランを決めるときにはどうやって決めれば良いのでしょうか?かけ放題プランといっても多くの種類があるので、見極めて導入することが大事です。ここからは、法人携帯のかけ放題プランを決めるときのポイントを紹介します。
2-1、最終的に毎月支払う料金を見積もっておく
かけ放題プランを導入する前には、最終的に毎月支払う料金がいくらになるのか見積もっておくことが大事です。かけ放題プランを導入すれば通話料金は無料になりますが、それ以外にも基本プラン料金やオプション費用などがかかることもあります。
そのため、契約をする前に毎月支払う料金が合計どれくらいになるのか、あらかじめ確認しておくことが大事です。場合によってはかけ放題を導入した方が料金が高くなる可能性もあるので注意しましょう。
2-2、自社の携帯の利用状況にあったプランを選択する
かけ放題を導入するときには、自社の携帯の利用状況にあったプランを選択することが大事です。かけ放題プランといっても、キャリアによって内容はさまざまです。料金や条件などが異なるので、自分の会社に合ったプランを選択する必要があります。そのためにも、自社の携帯の利用状況や利用用途、予算などあらかじめ確認しておくことが大事です。
3、まとめ
ここまでで、法人携帯のかけ放題プランについて比較しつつ、かけ放題プランを導入するときのポイントを紹介しました。かけ放題プランといってもそれぞれ内容が異なっており、自分の会社に合ったものを選択することが大事です。
まずは、自社の携帯の利用状況や今後どのように利用していくのかを考えたうえで、自社に合ったかけ放題プランを選んでみてください。